対話方法の模索

今回の改修計画は、関わる人が非常に多い複雑なプロジェクトです。ご利用者やご家族、地域の方々、既存施設で働く職員さん、他の施設で働く職員さん、生活相談員さん、……。

そのような複雑な関係性の中「どのように設計の合意形成をとっていくか」が課題となりました。そこで私たちは、先の【活動みえるカード】に始まり、カードやポスターなどさまざまな媒体を使った法人さんとの対話方法を模索しています。

ここでは、私たちのとった対話方法をいくつかご紹介します。

場と場の関係性カード

特養にはさまざまな機能をもつ部屋が並びます。それらの部屋同士がどのような近接関係にあると使いやすいか、安全か。部屋とそこに収納する物をピックアップしてカード化し、ヒアリングしました。

PJ説明会

普段打ち合わせに参加するリーダー職員さんだけでなく、施設で働く職員さん全体が改修PJを自分ごととして考えてほしい。そのような施設からの要望により、施設長・設計者で一緒に説明会の場をつくりました。

WSで発見した17個の設計ポイント

ヒアリングした多種多様な要望と設計の橋渡しとして、空間イメージを可視化しました。

プランのお披露目ポスター

説明会やWS、アンケートなど、さまざまな方法で集めた職員さんやご利用者の要望が、どのような形で設計に表れているのか、ポスター形式で大きく掲示しお披露目しました。

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