小舞台のパノラマ
茅ヶ崎市に建つ二世帯住宅です。
海岸沿いから800mほど内陸に入ったところにある敷地周辺は、砂質の沖積低地で、緩やかな起伏をもった平野となっています。海が近いこともあって、マリンスポーツを楽しむ人たちが、屋外で集まることを暮らしの一部とするような、住宅の内外をさまざまな人が出入りする気配を感じる環境でした。
夫婦それぞれの仕事と、母の暮らし、子供たちの遊ぶ様子などが関係しあう、この家族固有の生活の出来事と場所の関係から住宅をつくることができないかと考えました。家族や訪れる人たちそれぞれの生活の小舞台が、次々と連なるようにつくられたこの住宅では、それぞれのヒトやモノの振る舞いが、敷地・まち・周りの環境へとパノラミックに展開していきます。
- 設計
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建築冨永美保・市川竜吾・伊藤光俊/tomito architecture
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基本設計冨永美保・堀口真貴乃・牧迫俊希/tomito architecture
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構造鈴木芳典/TECTONICA
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協力村上敬・谷中隆仁/村上建設
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写真市川竜吾
- 工事
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監理冨永美保・市川竜吾/tomito architecture
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施工村上敬・谷中隆仁/村上建設
- 概要
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所在地神奈川県茅ヶ崎市
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主な用途住宅+仕事場
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構造木造2階建
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敷地面積168.5 ㎡
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建築面積75.2㎡
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延床面積139.2 ㎡