芸術劇場のロビーで行われる、即日の展覧会の会場構成のプロジェクトです。
池袋や劇場のフィールドワークから、双方に存在する「小道具」といキーワードが浮かび上がりました。コミュニケーションをとったり、あるいは距離をとったり、何かを演じたりしながら関係性を調整するためには、言葉やツールによる工夫が必要です。
この気づきから、即日の展覧会を行わせてもらえることになりました。
紙を折ってふくらませた帽子を、互い違いに組んだ木の棒にそっとかぶせることでできる展示台の群れをつくりました。2パターンの帽子と、3パターンの脚の組み合わせを変えています。少しずつ似ていて違うような、生き物のような風船の展示台に、そっと小道具たちが乗ります。
池袋の地下鉄から直結するロビーであり、演劇の開演時間によっては大変に混雑するため、展示台を点在させて、ルートを自由に選べる
- 概要
-
会場東京都豊島区 東京芸術劇場
-
主催フェスティバル/トーキョー 16
-
設計冨永美保・伊藤孝仁/tomito architecture
-
WS講師・デザイン協力阿部太一 https://bbdg.jp/other/
- 掲載
-
Festival/Tokyohttps://www.festival-tokyo.jp/16/ft_focus/vol17/