田んぼと住宅地のあいだに建つ、老人福祉×障害者支援×子どものための建築です。
町には様々な異なる人々のサイクルや季節を通した風景の変化などの動く環境があります。
道や水路を共有しながらの生活があった今泉地域の集落を歩くと、暗渠化した水路を裏道としたり、神社の参道の一部が花壇になり花を咲かせていたりと、集落のかたちが様々に読み替えられながら同居しています。
かつての集落の構成に倣いながら、ユニット間や落ち着けるニッチな空間を庭や道で縫合し、それぞれの福祉事業の居場所がはみ出し干渉し合える状態を目指しています。

- 設計
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意匠冨永美保・市川竜吾・林恭正・加藤大稀・重野雄大・牧迫俊希・畠山亜美・柳沢優志/tomito architecture
川見拓也/川見拓也建築設計事務所 -
構造大野博史・藤田竜平/オーノJAPAN
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設備山下直久・上野詩織・松井知行/コモド設備計画
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家具安川流加
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ファブリック山本紀代彦・森永一有/fabricscape
- 概要
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所在地宮城県仙台市若林区今泉
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主な用途地域密着型ユニット型特別養護老人ホーム+看護小規模多機能型居宅介護
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構造鉄骨造2階建
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敷地面積3076.06㎡
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延床面積2064.86㎡